Wi-Fi が遅いときは、電波帯・接続台数・ネット回線を要チェック

ネットワーク

Wi-Fi が遅いときのチェックポイントを3つ紹介します。

確認すべき項目のうち、主なものは「電波帯」「接続台数」「インターネット回線」です。
それぞれの解説と対策方法についてまとめました。



Wi-Fi が遅いときは 5GHz 帯の電波に切り替える

日本国内の Wi-Fi では、主に2種類の電波が利用されています。
高速で安定した通信が行いやすい「5GHz」の電波を選択しましょう。

比較的空いている電波のため、周りの影響を受けづらいメリットがあります。
加えて、通信が速い最新規格では 5GHz の電波にしか対応していません。

近年のスマートフォンであれば、5GHz に対応しているものがほとんどですが、
接続している Wi-Fi が 5GHz になっていないと意味がありません

Wi-Fi の親機によっては、5GHz 専用の接続名が用意されています。
マニュアル等で確認し、必要であれば接続する Wi-Fi 名を変更しましょう。

なお、Wi-Fi の電波については、以下の記事で詳しく解説しています。
自宅のWi-Fi(無線LAN)が遅いときはチャンネル設定を見直そう

Wi-Fi に接続されている台数を確認

Wi-Fi が遅いと感じたとき、接続されている台数を確認しましょう。
接続台数によっては、Wi-Fi 自体が不安定となる場合があります。

最近では、スマートフォンや PC 以外にもネットワークに繋がる機器が増えています。
家の中にあるものを確認し、何台接続されているかを把握しましょう。

  • テレビ
  • ゲーム機
  • タブレット端末
  • スマートスピーカー
  • ロボット掃除機
  • 遠隔操作できるエアコンなど

Wi-Fi 親機(アクセスポイント)には接続台数の上限があります。
家庭用機器では「5台~10台」、業務用機器では「20台~100台」程度であることが殆どです。

上限ギリギリまで使っていると、速度低下や接続不安定の原因となります。
不要なものがあれば接続を解除する、PC は有線接続に切り替える、なども有効な対策です。

インターネット回線が遅い場合は別の対処が必要

Wi-Fi 自体は速くても、建物のインターネット回線が遅い可能性もあります。
問題を切り分けるには、インターネットの回線速度も確認が必要です。

可能であれば、LAN ケーブルで有線接続できる PC などを用意します。
有線接続の場合と、Wi-Fi 接続の場合で速度がどれだけ異なるかを比較しましょう。

インターネットの速度測定には、Web サイトのツールを使うと便利です。
インターネット速度」などで検索して測定しましょう。

有線も無線も同じような数字が出た場合は、インターネット回線の問題が考えられます。
光回線に切り替える・プロバイダーを見直す、などの対策で改善が見込まれます。

まとめ

Wi-Fi が遅い場合のチェックポイントについて解説しました。

「5GHz に接続すること」「接続台数を抑えること」が重要となります。
また、インターネット回線が遅くなっていないかも確認しておきましょう。

現代生活には欠かせないのが Wi-Fi、なるべく安定した高速通信を目指して整備しましょう。

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