CentOS 8 と CentOS 7 の違い、yum やミドルウェアにも要注意

CentOS 8 と CentOS 7 の違い、yum やミドルウェアにも要注意 CentOS 構築

2019年には、CentOS 8 がリリースされる予定です。

PHP や MySQL といったミドルウェアのバージョン変更や、
サービスの追加・削除など数多くの変更が入ります。

RedHat Enterprise Linux 8 の情報を元に、CentOS 8 で想定される変更点をまとめました。



CentOS 8 のリリースは早ければ2019年6月頃

CentOS 8 はリリース前の状態で、現在コミュニティによる開発が行われています。
2019年5月末時点では、ベースとなる「RHEL 8」のソースコード評価が進行中です。

前回のバージョンアップ時は、「RHEL 7」の27日後に「CentOS 7」がリリースされたため、
今回も同じペースであれば 2019年6月~7月 にはリリースされると考えられます。

開発の進捗状況については、CentOS 公式サイト が参考になります。

ミドルウェアのバージョン変更

CentOS 8 では、各種ミドルウェアの標準バージョンが最新化される予定です。
PHP 7.2、MySQL 8.0 などをそのまま利用することができます。

Python については「3.6系」と「2.7系」を選択してインストール可能ですが、
プログラム側の都合などが無い限りは「3.6系」の利用をオススメします。

ミドルウェア CentOS 8 CentOS 7
Linux Kernel 4.18 3.10
PHP 7.2 5.4
Python 3.6 2.7
Perl 5.26 5.16
Ruby 2.5 2.0
Node.JS 10.14 6.16
MariaDB 10.3 5.5
MySQL 8.0 5.5
PostgreSQL 10 9.2
Redis 5.0 3.2
git 2.18 1.8
gcc 8.5 4.8
nginx 1.14 1.12

yum コマンドが dnf コマンドに

CentOS のパッケージ管理に欠かせなかった yum が廃止されます。
新しいコマンドは dnf コマンドで、オプションは殆どそのままです。

CentOS 8 では、システム内部の Python 2 を削除した影響で
これまでの yum コマンドが利用できなくなりました。

なお、yum コマンドは dnf コマンドのエイリアスとして設定されているため、
間違って yum コマンドを入力しても dnf が起動するようになります。

ntp サービスは chrony へ変更に

CentOS 7 から採用されている時刻同期ソフトウェアが chrony です。
これまでは従来の ntp も利用できましたが、CentOS 8 では chrony に一本化されます。

同期状態を確認するコマンド ntpq -p は、chronyc sources となりました。
chrony の詳しい使い方については、以下の記事で解説しています。

CentOSでサーバーの時刻がずれる場合の修正方法

2018-07-12

ファイアウォールは「iptables」から「nftables」へ

CentOS 7 まで利用できていた iptablesnftables に置き換わります。
コマンド形式が一新されているため、iptables に慣れた方には不便かもしれません。

一方で、CentOS 7 からは firewalld でもネットワーク制御が可能です。
新しく nftables を覚えるよりは、firewalld を習得した方が良いでしょう。

元々 firewalld を使っている場合、見た目上の変化はないものの、
裏側で動作する仕組みは nftables に置き換わることとなります。

CentOS 8 の変更点まとめ

  • ミドルウェアのバージョンが新しくなる
  • yumdnf に置き換わる
  • ntpchrony に置き換わる
  • iptablesnftables に置き換わる

CentOS 8 では、古いサービスの削除や置き換えが行われる見込みです。
基本的には後継となるサービスが用意されているため、乗り換えを行いましょう。

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