AH01068: Got bogus version エラーの対処法(エックスサーバー)

サーバー設定

エックスサーバーで WordPress を運用していると、
環境によっては以下のエラーが発生する場合があります。

AH01068: Got bogus version 123

Xアクセラレータの Ver.2 を利用しているときに発生する可能性があり、
対処法としては、Xアクセラレータを Ver.1 に変更することで回避可能です。



WordPress に接続できない現象が発生

本サイトもエックスサーバーで運用していますが、
WordPress に1分ほどアクセスできなくなる事象が不定期に発生していました。

サーバーパネル からエラーログをダウンロードできるため、
まずはエラーログを確認してみましょう。

エックスサーバーのエラーログ

 
今回の事象では Got bogus version エラーが多発していました。
version の後ろに続く数字はランダムな値となるようです。

[Mon Apr 15 23:04:05.972920 2019] [proxy_fcgi:error] [pid 354986] [client xx.yy.zz.xx:60598] AH01068: Got bogus version 111

対象法は「Xアクセラレータ」のバージョン変更

AH01068: Got bogus version は、リバースプロキシとバックエンドの通信に起因するため、
利用者側(ユーザー側)では解決を図ることが難しい事象です。

ただし、エックスサーバー等のレンタルサーバーでは、基本的にサーバーを弄ることができません。
サーバー観点で調査を依頼する場合は、お問い合わせフォーム から連絡を取ります。

 
エラーログと発生していた事象の詳細を添えてサポートに問い合わせると、
Xアクセラレータのバージョンを1に戻す」ようにアドバイスをいただきました。

指示通りにサーバーパネルから設定を変更したところ、
WordPress にアクセスできない問題は解消し、エラーログも出力されなくなっています。

Xアクセラレータには2つのバージョンがある

Xアクセラレータとは、エックスサーバーで利用できる高速化ツールの一つです。
2020年6月時点では2つのバージョンが存在し、自由に切り替えられます。

Xアクセラレータのメリット・デメリット・注意点を解説

Xアクセラレータ Ver.1

Ver.2 の登場以前は、「Xアクセラレータ」の名称でした。

ファイルのキャッシュを行うことで、サイトの高速化を図る機能です。
原則として「静的ファイルのみ」のキャッシュを行うことが推奨設定となります。

Xアクセラレータ Ver.2

2019年頃からバージョン2が登場しています。

Ver.1 の機能に加えて、PHP の高速化処理が追加されています。
今回は、PHP の高速化処理と Web サイトの相性が良くなかったようです。

AH01068: Got bogus version エラーのまとめ

  • エラー発生時は WordPress にアクセスできない
  • エラーログをダウンロードして確認可能
  • Xアクセラレータ Ver.2 利用時に発生する可能性あり
  • サーバーパネルから設定を切り替えることで解消する

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