WikiLeaksの情報や数々の噂を元に、AWSデータセンターの場所についてまとめました。
日本国内では、東京リージョンに8箇所・大阪リージョンに2箇所のデータセンターが存在します。
なお、AWSサーバーの設置場所は基本的に非公開のため、間違っている可能性もあります。
あくまで参考程度の情報としてご覧ください。
⇒ AWSの概要とクラウドの活用事例
AWSのデータセンター所在地は、印西市・多摩市・23区内・横浜など
先述の通り、基本的にデータセンターの具体的な場所は非公開です。
ただし WikiLeaks の情報によると、東京リージョンには以下8拠点が存在します。
- 東京都品川区東品川
- 東京都江東区枝川
- 東京都西東京市向台町
- 東京都多摩市唐木田
- 神奈川県横浜市磯子区
- 千葉県印西市 (3拠点)
千葉県印西市ですが、こちらはデータセンターが多く集まっている地域です。
AWSのデータセンターもこの中に含まれています。
東京都多摩市では構築中のデータセンターで火災が発生してニュースになりましたが、
そのデータセンターをAWSが利用予定であったと噂されています。
大阪リージョンについては、以下の2拠点が判明しました。
- 大阪府大阪市西区新町
- 大阪府大阪市中央区城見
AWSはEQUINIX (エクイニクス) のデータセンターをよく利用する
Googleマップなどで拠点を確認すると、EQUINIXのデータセンターが見受けられます。
EQUINIX(エクイニクス)は、世界規模で展開中のデータセンター事業者です。
実は以前から、EQUINIXにAWSサーバーがあるのでは?という噂はありました。
AWSとネットワークを直結できる Direct Connect
の提供場所になっていたためです。
EQUINIX 社自身も「日本一AWSに近い場所」とアナウンスしていましたが、
実際には「近い」どころか、その場所にAWSのサーバーも存在していたわけです。
AWSサーバーの大まかな場所は公開されている
AWSでは世界規模でサーバーを分散配置しており、好きな地域のサーバーを利用できます。
つまり、大まかな「地域」については正式に公開されています。
日本向けにサービスを展開する場合は日本のサーバー、アメリカ向けにサービスを提供する場合はアメリカのサーバーを使うことが好ましく、それらのニーズに応えられるようになっています。
AWSを利用する際は「リージョン」と「アベイラビリティゾーン」の考え方が重要です。
東京リージョンと大阪リージョン
AWSにおける「リージョン」ですが、日本では 東京と大阪 に存在しています。
「東京」と言われていますが、実際には都内だけでなく「東京近郊」くらいの考えが適切です。
東京リージョンには4つのアベイラビリティゾーンが用意されています。
大阪リージョンは機能限定版
一方の大阪リージョンですが、正式には「大阪ローカルリージョン」と呼びます。
アベイラビリティゾーンが1つの小規模リージョンで、許可されたユーザしか利用できません。
よって、現時点でAWSを利用する場合は東京リージョンがメインとなります。
大阪ローカルリージョンは、災害対策としてサーバーを分散配置する用途と考えて良いでしょう。
【2020/01/20 追記】
2021年頃には、大阪リージョンが通常リージョンとして拡張される予定です。
オンライン教材でAWSを学ぶ
AWSについて学ぶ際は、Udemyなどのオンライン教材を活用するのがオススメです。
初心者向けAWSコースでは、実際に手を動かしながらAWSについて学べます。
対象サービスは、EC2・VPC・Route53・RDS・S3・IAM など多岐に渡ります。
インフラに詳しくない方にも分かる内容ですので、初心者の方はぜひ活用してみてください。
AWSサーバーの場所に関するまとめ
AWSのサーバー設置場所はどこか、公開情報とウワサについてまとめました。
基本的には地域レベルまでの公開までとなっており、具体的なデータセンターの場所は非公開です。
しかし、関係者や求人情報などから、具体的な所在地が表に出ることがあります。
日本国内のAWSデータセンターは今後も増え続けていくことでしょう。
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