CentOS 7.5 に Go言語の最新版をインストールする

CentOS 構築

CentOS 7 に、Go言語 (golang) の最新版をインストールする手順を解説します。
yum ではなく公式サイトからインストールすることで最新版を利用できます。

今回構築する環境は下記の通りです。

  • CentOS 7.5
  • golang 1.10.3

Ubuntu へのインストール手順



golang ダウンロード

yum でインストールすると多くの場合は古いバージョンがインストールされます。
golang の公式サイトから最新版の URL を確認します。

確認した URL からファイルをダウンロードします。
今回は /usr/local/src/golang.tar.gz として保存しました。

# curl -o /usr/local/src/golang.tar.gz https://dl.google.com/go/go1.10.3.linux-amd64.tar.gz

ダウンロードしたファイルを /usr/local/ に展開します。

# tar xf /usr/local/src/golang.tar.gz -C /usr/local/

Go言語の環境変数を設定

先ほど展開したファイルのパスなどを(bash の場合は) .bash_profile に追記します。

# vi ~/.bash_profile

追記内容は下記の通り。GOROOT には golang のパスを指定します。

export GOROOT=/usr/local/go
export PATH=$PATH:$GOROOT/bin

編集した内容を bash に反映させます。

# source ~/.bash_profile

インストールされた golang のバージョンを確認してみます。
今回は 1.10.3 がインストールされました。

# go version
go version go1.10.3 linux/amd64

Go言語 (golang) で Hello, World!

動作を確認するために、プログラミングでよく利用される「Hello, World!」を作成します。

以下の内容で hello.go としてファイルに保存します。

package main

import "fmt"

func main(){
  fmt.Printf("Hello, World!")
}

go run コマンドで、コンパイルと実行を一度に行えます。
無事に「Hello World!」が出力されました。

# go run hello.go
Hello, World!

コンパイルだけを行って、実行ファイルを生成する場合は以下の通りです。
出力されるファイル名を指定する場合は -o オプションを使用します。

# go build hello.go

まとめ

CentOS 7 に「Go言語 (golang)」をインストールする手順について紹介しました。
セットアップ自体は、ファイルのダウンロード&配置のみで完了します。

Go言語は Google が開発した言語で、近年よく利用されるようになってきました。
シンプルな言語仕様と豊富な標準パッケージが特徴です。

機会があればぜひ活用してみてください。

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