MongoDB 最新版のインストールおよび初期設定について解説します。
MongoDB はドキュメント型データベースと呼ばれ、JSON などをそのまま格納できます。
本手順でセットアップするサーバー環境は次の通りです。
- CentOS 7.5
- MongoDB 4.0.4
⇒ Fedora 29 への MongoDB インストール手順
⇒ Ubuntu 18.04 への MongoDB インストール手順
MongoDB 4.0 のリポジトリを CentOS に登録する
CentOS 7.5 の標準リポジトリは MongoDB 2.6.12
しか入っていません。
最新バージョンの 4.0 系を入れるために、リポジトリを登録します。
root ユーザにて、yum のリポジトリファイルを作成します。
vi /etc/yum.repos.d/mongodb-org-4.0.repo
を実行し、以下の内容を貼り付けます。
[mongodb-org-4.0]
name=MongoDB Repository
baseurl=https://repo.mongodb.org/yum/redhat/$releasever/mongodb-org/4.0/x86_64/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=https://www.mongodb.org/static/pgp/server-4.0.asc
yum info
コマンドでバージョンを確認します。
MongoDB 4.0
系のバージョンが認識されていれば OK です。
$ yum info mongodb-org
Available Packages
Name : mongodb-org
Arch : x86_64
Version : 4.0.4
Release : 1.el7
Size : 5.8 k
Repo : mongodb-org-4.0/7
MongoDB 4.0 を yum インストールする
yum
コマンドでインストールを実行します。
mongodb
ではなく、mongodo-org
を指定する点に注意が必要です。
# yum install mongodb-org
環境によっては、GPG キーのインポート確認が表示されます。
MongoDB のドメインとなっていることを確認の上、y
を入力して続行します。
インストール完了後、バージョンを確認します。
今回は2018年11月時点の最新版 MongoDB v4.0.4
となっています。
$ mongo --version
MongoDB shell version v4.0.4
MongoDB の自動起動を ON に設定します。
# systemctl enable mongod
MongoDB のサービスを起動します。
# systemctl start mongod
mongo コマンドの使い方と動作確認
MongoDB の動作確認として、簡単なデータの登録/取得を検証します。
mongo
の後ろに任意のデータベース名を指定できます。(未指定時は test
扱いです)
$ mongo db01
users
コレクションを作成します。
コレクションとは、RDB のテーブルのようなものです。
> db.createCollection('users');
コレクションにドキュメントを追加します。
例として、JSON 形式で、氏名と年齢をデータを登録しています。
> db.users.insert( {name:"taro", age:20} );
コレクション内のドキュメントを取得します。
今回は1件しかありませんが、条件指定で絞り込みも可能です。
> db.users.find();
{ "_id" : ObjectId("5be4324c0a0b8f4a60e8270d"), "name" : "taro", "age" : 20 }
> db.users.find( {age:20} );
{ "_id" : ObjectId("5be4324c0a0b8f4a60e8270d"), "name" : "taro", "age" : 20 }
MongoDB セットアップのまとめ
CentOS 7.5 に MongoDB 4.0 の最新版を構築しました。
公式リポジトリを追加することで yum によるインストールが可能となります。
また、mongo
コマンドを使うとターミナル上から動作確認が行えます。
JSON や XML を管理する際には、ぜひ MongoDB をお試しください。
【関連記事】
⇒ MySQL 8 のインストール手順 (CentOS)
⇒ MariaDB のインストール手順 (CentOS)
⇒ Node.js のインストール手順 (CentOS)
⇒ Go 言語のインストール手順 (CentOS)
⇒ Python 3, pip のインストール手順(CentOS)
⇒ PHP 7.2, Laravel 5.6 のインストール手順