JSON の整形・加工時に便利なのが jq
コマンドです。
今回は、CentOS 7 に jq
コマンドをインストールする手順を解説します。
yum を利用する方法・curl でダウンロードする方法の2パターンです。
CentOS 7 に jq コマンドをインストールする(yum 使用)
yum を使ってインストールする場合、事前にリポジトリの追加が必要です。
CentOS 7 の標準リポジトリには jq
が含まれていません。
EPEL リポジトリを yum コマンドでインストールします。
GPG キーのインポート確認が表示された場合は y
で先に進みます。
$ sudo yum install epel-release
yum info
コマンドでパッケージ情報を確認しておきます。
jq の最新バージョン「1.5」が認識されています。
$ yum info jq --enablerepo=epel
Available Packages
Name : jq
Arch : x86_64
Version : 1.5
Release : 1.el7
Size : 153 k
Repo : epel/x86_64
Summary : Command-line JSON processor
jq
コマンドをインストールします。
先ほどと同様に、GPG キーのインポート確認が表示された場合は y
を入力します。
$ sudo yum install jq --enablerepo=epel
インストールされたバージョンを確認してみます。
$ jq --version
jq-1.5
CentOS 7 に jq コマンドをダウンロードする(yum 未使用)
yum コマンドを利用せずにセットアップすることも可能です。
バイナリファイルが公開されているため、curl
で直接ダウンロードします。
リダイレクトが発生するため -L
オプションを付けておきましょう。
$ sudo curl -L "https://github.com/stedolan/jq/releases/download/jq-1.6/jq-linux64" -o /bin/jq
ダウンロードしたファイルに実行権限を付与します。
$ sudo chmod +x /bin/jq
無事に jq
コマンドが有効になったことを確認します。
$ jq --version
jq-1.6
jq コマンドで JSON を整形してみる
動作確認のため、簡単な JSON を入力して整形させてみます。
改行とインデントが追加されて読みやすい形式となりました。
$ echo '{"id":1,"name":"taro","age":20}' | jq .
{
"age": 20,
"name": "taro",
"id": 1
}
jq コマンドの様々な使い方について、以下の記事でも解説しています。
まとめ
jq コマンドのセットアップ方法について解説しました。
CentOS 7 の場合、yum でインストールする方法・バイナリファイルを直接ダウンロードする方法、の2パターンでセットアップできます。
REST API を操作する場合や、JSON を取り扱う際にはぜひご活用ください。
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