Ubuntu 18.04 の Mongo DB 4.0 系の最新版をインストールします。
GPG キーとリポジトリ情報を追加すると、apt コマンドで導入が可能となります。
今回使用するサーバー環境は次の通りです。
- Ubuntu 18.04 LTS
- MongoDB 4.0.4
⇒ CentOS 7.5 へのインストール手順
⇒ Fedora 29 へのインストール手順
MongoDB のリポジトリを apt に登録する
Ubuntu 18.04 の標準リポジトリでは最新版がインストールできません。
そのため、MongoDB から提供されているリポジトリを使用します。
MongoDB リポジトリで使用される GPG キーをインポートします。(D4
までがコマンド)
imported: 1
が表示されれば成功です。
$ sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 9DA31620334BD75D9DCB49F368818C72E52529D4
gpg: key 68818C72E52529D4: public key "MongoDB 4.0 Release Signing Key <packaging@mongodb.com>" imported
gpg: Total number processed: 1
gpg: imported: 1
リポジトリ情報を apt に追加します。
長いコマンドですが、1行に繋げて実行してください。
$ echo "deb [ arch=amd64 ] https://repo.mongodb.org/apt/ubuntu bionic/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
apt で使用するパッケージ情報を最新化します。
このコマンドにより、上記で追加したリポジトリが認識されます。
$ sudo apt update
Ubuntu 18.04 に MongoDB 4.0 をインストール
apt コマンドでインストールを実行します。
パッケージ名は mongodb-org
です。
$ sudo apt install mongodb-org
MongoDB の自動起動を ON に変更します。
サービス名は mongod
となっているため注意が必要です。
$ sudo systemctl enable mongod
MongoDB のサービスを初回起動します。
$ sudo systemctl start mongod
念のため、サービスの起動状態を確認します。
active (running)
のメッセージが出ていれば問題ありません。
$ systemctl status mongod
● mongod.service - MongoDB Database Server
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/mongod.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: active (running)
MongoDB の動作確認
mongo
コマンドを使用して動作確認を行います。
コマンド引数に任意のデータベース名を付けて起動します。
$ mongo test01
MongoDB にログイン後、バージョンを確認しておきます。
今回は MongoDB 4.0.4
がインストールされました。
> db.version();
4.0.4
テストデータを格納するために、コレクション(≒テーブル)を作成します。
> db.createCollection("members");
作成したコレクションに JSON を追加します。
ドキュメントの登録・取り出しが行えていれば OK です。
// 登録
> db.members.insert( { name:"tanaka", age:30 } );
WriteResult({ "nInserted" : 1 })
// 取り出し
> db.members.find();
{ "_id" : ObjectId("5bed7a8373be60b44d336d58"), "name" : "tanaka", "age" : 30 }
MongoDB セットアップ (Ubuntu) のまとめ
Ubuntu 18.04 に MongoDB 4.0 の最新版をセットアップしました。
公式リポジトリを登録することで、apt インストールが可能となります。
MongoDB が標準で使用するポートは 27017
です。
外部から接続する場合は、ファイアウォールの開放設定も行いましょう。
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