Ubuntuにデータベースの「MySQL 8」をインストールする手順について紹介します。
apt-get
によるインストール方法や、テスト用のデータ作成・読み取りまで実行します。
今回の検証に使用するサーバー環境は下記の通りです。
- Ubuntu 16.04.4
- MySQL 8.0
⇒ CentOS 7 への MySQL インストール手順
⇒ Fedora への MySQL 8 インストール手順
MySQL 8 を Ubuntu にインストール
最新版をインストールするため、MySQL の deb パッケージをダウンロードします。
$ curl -o mysql.deb https://repo.mysql.com/mysql-apt-config_0.8.10-1_all.deb
ダウンロードしたdebパッケージをインストールします。
設定画面に切り替わるため「OK」を選択してEnterで決定します。
$ sudo dpkg -i mysql.deb
apt-getで使用するリポジトリ情報を最新化します。
$ sudo apt-get update
MySQL サービスをインストールします。
インストール中に、MySQL 管理ユーザのパスワードとパスワードポリシーを指定します。
$ sudo apt-get install mysql-server
MySQL 8 の初回起動と状態確認
インストールされたバージョンを確認します。今回は 8.0.11
でした。
$ mysql --version
mysql Ver 8.0.11 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server - GPL)
MySQLサービスの自動起動を有効化します。
$ sudo systemctl enable mysql
MySQL サービスの状態を確認します。
以下の例では、自動起動が有効状態でサービスもすでに起動しています。
$ systemctl status mysql
● mysql.service - MySQL Community Server
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/mysql.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: active (running)
MySQL 8 のデータベース作成手順
MySQL にログインし、動作確認用のデータを作成してみます。
先ほどインストール時に指定した管理パスワードを入力します。
$ mysql -uroot -p
Enter password: ←インストール時に指定したパスワードを入力
新しいデータベース test01
を作成します。
test01
データベースの中には items
テーブルを作成しました。
> CREATE DATABASE test01;
> USE test01;
> CREATE TABLE items (
-> itemid int,
-> itemname varchar(30)
-> );
作成したテーブルにデータを追加して、SELECT が実行できることを確認します。
> INSERT INTO items VALUE (1, "Apple");
> SELECT * FROM items;
+--------+----------+
| itemid | itemname |
+--------+----------+
| 1 | Apple |
+--------+----------+
まとめ
Ubuntuに「MySQL 8」をインストールする手順について紹介しました。
MySQL は Web システムなどで広く利用されているデータベースです。
OS 標準リポジトリを利用すると、MySQL 5.7 など旧バージョンとなる場合がありますが、
MySQL の公式リポジトリからインストールすることで最新版が利用可能です。
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