PHP の最新バージョン PHP 7.3
がリリースされました。
今回は、Ubuntu 18.04 へ apt インストールする手順を解説します。
使用したサーバー環境は次の通りです。
- Ubuntu 18.04
- PHP 7.3.0
- Composer 1.8.0 (任意)
⇒ CentOS 7 への PHP 7.3 インストール手順
Ubuntu に ppa:ondrej/php リポジトリを追加
PHP 7.3 のインストールには外部リポジトリを使用するため、
リポジトリ管理に必要な software-properties-common
をインストールします。
$ sudo apt install software-properties-common
ppa:ondrej/php
リポジトリを apt に登録します。
$ sudo apt-add-repository ppa:ondrej/php
以下の確認メッセージが表示された場合は、Enter を入力します。
Press [ENTER] to continue or Ctrl-c to cancel adding it.
リポジトリ情報の最新化を行います。
このコマンドにより、先ほど追加したリポジトリが利用可能となります。
$ sudo apt update
PHP 7.3 のパッケージ情報を確認しておきます。
詳細情報が取得できていれば問題ありません。
$ sudo apt show php7.3
Package: php7.3
Version: 7.3.0-1+ubuntu18.04.1+deb.sury.org+1
Priority: optional
Section: php
PHP 7.3 を apt インストール
PHP 7.3 をインストールします。
指定するパッケージ名が php7.3
となっているため注意しましょう。
$ sudo apt install php7.3
インストールされた PHP バージョンを確認します。
$ php --version
PHP 7.3.0-1+ubuntu18.04.1+deb.sury.org+1 (cli) (built: Dec 6 2018 20:24:55) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group
Zend Engine v3.3.0-dev, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies
with Zend OPcache v7.3.0-1+ubuntu18.04.1+deb.sury.org+1, Copyright (c) 1999-2018, by Zend Technologies
PHP の動作を確認するために Hello, World を実行してみます。
$ php -r 'print "Hello, World!\n";'
Hello, World!
Composer 最新版をインストール
PHP のパッケージ管理ツール「Composer」もインストールします。
Composer を使用しない場合、この手順は不要です。
公式サイトのスクリプトを curl で取得し、PHP で実行します。
以下1行のコマンドでインストール可能です。
$ curl https://getcomposer.org/installer | php
全ユーザから使用できるように、パスの通るディレクトリへ移動します。
$ sudo mv -i composer.phar /usr/local/bin/composer
Composer コマンドの動作確認として、バージョン情報を表示してみます。
$ composer --version
Composer version 1.8.0 2018-12-03 10:31:16
PHP 7.3 セットアップのまとめ (Ubuntu)
Ubuntu 18.04 に PHP 7.3 および Composer 1.8.0 をセットアップしました。
ppa:ondrej/php
リポジトリを使用すると apt インストールが可能です。
PHP 7 系はパフォーマンスが大幅に改善されており、再び注目が集まっています。
PHP 7.3 ではさらなる高速化が図られました。今後さらに普及していきそうです。
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