AWS用語とサービス内容の解説(コンピューティング編)

クラウドサービス AWS

AWSには数多くのサービスが存在していますが、
それぞれ独特の名称でサービス内容がイメージしづらい場合があります。

今回は、AWSのサービスから「コンピューティング編」として3つのサービスを紹介します。



EC2 (Elastic Conpute Cloud)

Elastic Conpute Cloud」を略してEC2(イーシーツー)で、AWSのメインとも言えるサービスです。

仮想サーバーを借りることができるサービスで、
CPUやメモリの組み合わせが数十種類ほど用意されています。

作成は2分ほどで完了してすぐ使えるほか、
後から性能を変更したくなった場合でも対応できる点が特徴です。

通常のサーバーと同じようにログインしたり、ソフトウェアをインストールすることもできます。
また、最初からWordPressなどのソフトウェアが入ったテンプレートも用意されています。

基本的にはサーバーを起動している間だけ、1秒単位で課金されます。
使わない間は止めておくことでコストを抑えることができます。

AWS Lambda

ラムダ」と読みます。一言で現すと、プログラムを実行するためのサービスです。

自分で用意したプログラムをLambdaに登録するだけで利用できるため、
サーバー(LinuxやApacheなど)の構築・管理が不要といった大きなメリットがあります。

実際のサーバーはAWSが管理しているため、使う側は意識する必要がありません。
プログラムを実行している間だけ料金が発生する仕組みです。

必要なときにちょっとした処理を行ないたいけど、
常にサーバーを立ち上げて動かすほどでもない…… といったときに向いています。

(例)画像がアップロードされたら自動的にサムネイル版を生成しておく
(例)LINEから呼び出されたらお天気情報を返すBot

Amazon Lightsail

ライトセイル」と読みます。よくあるレンタルサーバーやVPSに近いサービスです。

最初に紹介した「EC2」を気軽に使えるようにしたバージョンとも言えます。
性能に応じて、毎月5ドル~80ドルの5つのプランが存在します。

主に利用料金周りがシンプル化されており、定められた月額費用で利用可能です。
サーバー代・ディスク代・一定量の通信代が全て含まれているため、分かりやすいのが特徴です。

サーバー作成時点から削除時点までが計算単位となっており、サーバーを停止しただけでは課金が止まりません。この点はEC2と異なる部分なので注意しましょう。

1時間単位で計算され、1ヶ月起動し続けるとプランの価格(5ドルなど)になるイメージです。

まとめ

AWSのサービスから「コンピューティング」に関するものを3つ紹介しました。
一番メジャーな「EC2」や、サーバーレスとして注目されている「Lambda」、初心者や気軽に使いたい人にオススメな「Lightsail」をピックアップしました。

用途に応じて適切なサービスを選ぶことで、楽にそして安くAWSを活用しましょう。

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