WordPress の表示が遅い・ページが重い場合の対処法を解説します。
高速化には様々なテクニックがありますが、今回次の3ポイントを取り上げます。
- 高速化プラグイン
- サイト構成の見直し
- 不要プラグインの削除
WordPressプラグインを利用して高速化
WordPressには、サイトを高速化するためのプラグインが存在します。
ここでは、よく利用されている2つのプラグインを紹介します。
WP Super Cache
WordPressの開発元が提供しているプラグインです。
一度生成したページを記憶しておくことで、2回目以降の表示を高速化します。
キャッシュ機能を使用するため、一部のサイトでは注意が必要です。
ログイン機能を有した会員サイトや、個人情報を取り扱うサイトでは慎重に検討しましょう。
SNS Count Cache
SNSシェア数の表示を高速化するプラグインです。
シェア数表示を一定時間記憶しておくことで、表示速度と負荷を改善します。
サイトの内容を見直して高速化
サイト全体の構成や仕組みを見直すことで、さらに高速化を図ることができます。
以下の記事にて、様々なテクニックを紹介していますので合わせてご確認ください。
これらの手法は、WordPressに限らずWebサイト全般で使える内容となっております。
- (1)圧縮編 …… 画像やコンテンツを圧縮してサイトを高速化
- (2)設定編 …… サーバーの設定を見直して高速化
- (3)CDN編 …… CDMを活用して大量アクセスに備える
- (4)JS/CSS編 …… JavaScriptやCSSの構成を見直して高速化
上記の中でも、特に「画像サイズの見直し」は対応必須です。
サイトの表示に合わせて画像サイズを縮小し、データ量を削減しましょう。
WordPressの不要プラグイン削除で高速化
WordPress では機能を拡張用の様々なプラグインが公開されています。
便利なプラグインは数多くありますが、大量に追加してしまうと性能劣化の原因となります。
長くサイトを運用して場合、不要プラグインが残っていないか調査しましょう。
定期的に「プラグイン一覧」を確認し、不要なものは削除することが大切です。
複数のプラグインに同じ機能が搭載されている 場合もあります。
アクセス解析やダッシュボード関連など、機能が重複していないかチェックしましょう。
片方のプラグインのみ残し、重複している方を削除するだけでも負荷軽減に繋がります。
まとめ
WordPressブログの高速化テクニックについて紹介しました。
キャッシュ系のプラグインを入れて早くするアプローチや、
サイト構成を見直すことによる高速化、
不要プラグイン削除によるサーバー負荷の軽減、といった様々な方法が存在しています。
サイトによって適した方法は異なるため、複数の方法を検討することをオススメします。
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